コロナ共生時代の新しい大学進学を考える

コロナ共生時代の新しい大学進学を考える

子どもたちが考える力、対話する力、創造する力を教育の中で身に付けるにはどうすればいいのかを考えていきます。特にコロナ禍で一気に加速するオンライン教育についても取り上げます。タイトルは仮。大学の募集と教育についてのコンサルを行っている株式会社シンクアップのブログです。

情報を収集して仲間で共有してアイデアを出し合い形にしていきましょう。 フラットな関係で社会と教育を変えていけるように現場で一緒に考えていきます。対話を基本とした改革を進めています。

コロナ禍での授業の違いが「大学・学部の人気の差に」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
各大学では新型コロナ対策として、オンライン授業を実施するために緊急の学生支援をしてきた。パソコンやWi−Fi機器などの無料貸し出しや、インターネット環境の整備のための給付金などだ。  

文部科学省の調査によると、授業を実施している大学のうち遠隔授業のみが59%、遠隔と対面の併用が31%。9割もの大学が遠隔授業を実施している状況だ。対面授業の全面的な再開の時期については、半数以上の大学が「検討中」と回答している。

※週刊朝日  2020年7月24日号より抜粋
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対面授業再開の動きが加速していましたが、7月に入り、第二波が心配される今の状況では大学は非常に悩むところです。感染者が一人でもでればキャンパスを閉鎖せざるをえない今の状況では、後期もオンライン授業を中心にせざるをえないのではないでしょうか。
オンライン授業に取り組んでみて、多くのメリットがあることがわかってきています。この際、更なるレベルアップを目指してこれからの大学教育の形を模索していこうと積極的に取り組む大学の方が有利な気がします。
私たちもインタビューを通してオンライン教育の可能性と課題を探っていこうと考えています。
まずは視点の整理から始めます。
この記事から考えられるポイントをランダムに
1.学生のオンライン環境を整備するための大学の補助
2.オンライン授業の補助スタッフ
3.授業以外の学生の交流をどう作るか
プラス
4.対面とオンラインの効果的なブレンド法は?
5.オンライン授業に向く授業と向かない授業
6.集中できる時間配分
7.教員の準備と実施における負担と疲労
8.向く学生と向かない学生
9.学生のネットリテラシーとネット環境、経済負担

進学ブランド力調査
高校生の大学選びの動向を明らかにするため、年に1回、高校3年生を対象として行っている調査です。 大学の志願度、知名度の他、大学に対する50項目にわたるイメージを調べています。
この調査は毎年行われているので大学、特に募集担当者には重要な調査の一つです。公表されるのは上位の結果だけですが、各大学には結果が届けられます。お金を出せば分析とコンサルテーションもしてもらえます。利用している大学も多いと思います。
調査期間が2020年4月3日(金)~4月24日(金)と直近のものですのでほぼ「受験生の今」の知る調査と言えるでしょう。

調査対象ですが
「関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通っている2021年3月卒業予定者(調査時高校3年生)計120,000名
※令和元年度学校基本調査の「全日制・本科2年生生徒数(県別)」、「中等教育学校・後期課程2年生」を基に、リクルートマーケティングパートナーズが保有するリスト(注)より調査対象とする数を抽出
(注)リクルートが発行する進学情報誌「スタディサプリ進路ブック」、および配信する進学情報WEBサービス「スタディサプリ進路」(http://shingakunet.com)会員リスト
」 と12万人に郵送調査ですので大規模な調査です。ただ調査エリアが関東・東海・関西の高校で、そこの地域にある大学について聞いている調査ですのでその他の地域の大学は参考になりません。  調査対象大学 「調査対象エリア内にキャンパスが存在する全大学およびその他2エリアの国立 大学全てと、公立・私立大学の入学定員1,000名以上の大学
■ 関東エリア 312校 (自エリア248校、他エリア 64校)
■ 東海エリア 216校 (自エリア 84校、他エリア132校)
■ 関西エリア 260校 (自エリア148校、他エリア112校)

公立・私立大学は入学定員1000名以上とありますが、これは収容定員のような気がしますがどうなのでしょうか。というのは調査対象に募集定員が200名の新設専門職大学が入っていますのでやはり収容定員のことだろうと思います。

さて結果ですが、マスメディア的には「志願したい大学」「知っている大学」などの上位ランキングが気になるでしょうが、ランキングに出てくる以外の大学は気になるのは自分の大学とライバル大学との比較です。イメージ調査の項目「校風や雰囲気が良い」「学びたい学部・学科がある」「国際的なセンスが身につく」「入試方法が自分に合っている」「キャンパスがきれいである」「おしゃれな」などの項目を比較していくと高校生に何を伝えていくべきかが見えてくる気がします。

それをもとにSWOT(強みー弱みー機会ー脅威を4つの象限でプロット)分析をしてみると戦略が見えてきます。

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せっかくの調査ですので時間を取ってよく読み、有効に活用したいものです。

上位ランキングの詳しい資料は
http://souken.shingakunet.com/research/2020brand1.pdf

なおリクルート進学総研の小林浩所長の分析は今年は定員厳格化と新しく導入される大学入試共通テストに加えて新型コロナの影響もあり「超安全志向」だそうです。
http://souken.shingakunet.com/research/2020brand2.pdf

他社の調査結果も気になります。手に入ったらお伝えします。

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えいご村キャンプを毎年開催しているNPOマナビバでは今年はじめて算数・数学ワークショップ『未来の扉』を行います。
21世紀は数学の時代と言われますので、それに日本の子どもたちが遅れないために新しい学び方で算数数学に挑みます。
詳しくは
https://eigomurasa.jimdo.com/

子どものための算数・数学ワークショップ

『未来の扉』

をご覧ください。

これからの時代は情報が社会を動かすといわれた時代(society4.0)を越えて、AIや統計学・データサイエンスが社会を動かす超スマート社会society5.0(ソサエティ5.0)がやってくると言われています。仕事も働き方も大きく変わります。

  

その中で算数・数学の学びが重要になっています。

 

しかし積み重ねで学んでいく算数数学は途中でつまずく子どもも多く、数字に苦手意識を持ち、学ぶことから離れてしまう子どももいます。

 

そこでNPOマナビバでは、暗記ではなく、自分の頭で論理的に考えていくとはどういうことかを、基本に戻って学ぶ算数・数学ワークショップを始めます。

 

足し算・引き算・掛け算・割り算といった四則演算や九々、分数、小数、割り合いなどを体験と結び付けながらもう一度じっくり学びなおしてみると、「なんとなく理解していた」こと「分かったつもりでいたこと」が「ストンと分かる」ようになる瞬間があります。この「分かる」という体験を私たちは大切にしています。それを積み重ねていくことで理科数学が好きになり、論理的に思考するということが身についていきます。

12月26日 午後1時から4時
四谷 教育デザイン研究所
参加費3000円
松原望東大名誉教授の指導で行われます。
「わかりやすく、楽しく、ためになる」松原三原則

 



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