勉強のやり方には、基本的に3つの要素があると思います。
1.意欲 やる気といってもいいでしょう。これがなければ苦痛でしかありません。そうなればいくらやっても身に付きません。
英語でmotivationといいますが、これは心理学や脳生理学でも研究されています。
どのようにやる気を出すか、あるいは親や教師の立場からはどのようにやる気を出させるかは、まずはじめにやるべきことです。
意欲を高めることに少しの時間を割いても、無駄にはなりません。漫然と机に向かっても成果は期待できません。
2.学習習慣 毎日こつこつとやることで学習の効果はあがります。わかった気になっても、その場限りの学習は身に付きません。
毎日、机の前に座る習慣があるかどうかです。時間と場所を決めて実行しましょう。
3.基礎学力 何を始めるにも土台が大事です。すべて大切なことは中学までの学習内容の中に含まれているといってもいいでしょう。しっかりとここができているかのチェックをしましょう。できていなければそこに戻って学習しなおしてみればいいのです。
ここができていなければ一歩も先に進むことはできないといっても間違いではないでしょう。幸いにして日本は、みんなに同じように学習させるということ、横並び、平等(ちょっと違うと思いますが…)というようなことを強く意識した教育体制ですので、それに沿って作られた中学までの課程をしっかりと頭にいれれば、どこでも通用します。
以上の3点を常に意識して、学習に向かえば、早い遅いの違いは多少はあるでしょうが、いずれ確実な力(実力)が身に付きます。
最後に脳生理学から学習を考えた良書を紹介します。実践的な本ですのですぐに役に立ちます。知っているのと知らないとでは大きな違いが出ます。
ナガセ
売り上げランキング: 1900