勉強のやり方ブログ

効率的で本物の学力がつく勉強法を探求しています。

2012年04月

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
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梅田望夫 飯吉透
筑摩書房
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これは新しい「学び」の形を提言しています。すでに世界では始まっているオープンエデュケーションの試み。

 

職をめぐって世界中の人々と競争しなければならない状況がすぐそこまで来ている。一方、知識の陳腐化も激しくなるばかりだ。そんな時代に、人生を切り開い ていくための強力な道具は「ウェブ」である。今や、グローバルウェブは「知の宝庫」となり、それを利用した新しい学びである「オープンエデュケーション」 が、アメリカ発で全世界に拡がりつつある。本書では、革命的ともいえるそのムーブメントの核心をとらえ、学びの進化とウェブの可能性について、専門家二人 が徹底的に考え抜く。

たとえば

イギリスBBCのOpenUniversityなど面白いですよ。

 

Open Learning - OpenLearn - Open University

 

その他の大学の取り組みについては

のびるネット 受験生支援サイト│SPECIALコラム│世界と日本のオンライン教育サイト リンク集

福井県が学力調査テストで一位になったことで注目されているようです。

以下のMBSのニュースを見て秘訣を整理してみると

 

1.ゆとりのある施設

2.教師が相互に授業を見る仕組み

3.複数教師が生徒を見る仕組み

 

なによりも教師力を高める工夫ということのようです。

 

教師力がないので学力が伸びない!

日本もやっとそこに気がつき始めたようですね。

 

その通り!

学ぶほうではなく教える方に問題ありなのです。

 

情報社会という時代にあっていない教え方なのです。

 

いまだに知識偏重。

 

これに気がついたことは大きな進歩だと思います。

 

一方通行の教え込むスタイルでは現代の社会には通用しません。考える力、問題を解決する力をつけるためには授業の中でいかに生徒、一人ひとりに考えさせるかしかないのです。

 

以下、その記事です。

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「『競争』ではなく… 福井式教育改革の現場」

2012/03/22MBS放送

吹き抜けの給食ルーム。

吹き抜けの給食ルーム。
ガラス張りのオープンな教室。
一見、豪華に見える校舎ですが、実はこの独特な"つくり"に学力向上の秘密が隠されているといいます。
ここは、福井県の公立学校、坂井市立丸岡南中学校です。
<授業する数学教諭>
「確率の意味というのをこの前やりました・・」
福井県の中学校は、学力と体力の全国調査テストの結果がいずれもトップ。
中でも、この学校の成績は、県内でも上位に位置しています。
実は、通常の1.5倍もの建設費を投じて作られたこの校舎が、「教師の指導力を高める」のに一役買っているのです。
休み時間、生徒は全ての教科で、授業のある教室へと移動します。
教室は教科単位で配置され、教科ごとのエリアには、その教科の教師のデスクもあります。
授業のない教師が、他の教師の授業を観察できるようにするのが狙いです。

<数学教諭>
「最初は自分がみられる側になるのは抵抗があったが、いろんな先生の授業をみせていただけるので、私にはとても勉強になる」
<理科教諭>
「言い方とか教え方がすごく参考になる。ああ何かいいこと言っているなあ、と授業を見に行ったりとか」
教師同士が、互いの良い部分を参考にすることで、指導力を高めているのです。
理科の実験中、国語を担当するこのクラスの担任も姿をみせました。
<クラス担任(国語)>
「自分の教科以外の生徒の様子を生徒指導にいかしたいと思っていますし、よくほめる材料にしたいと思っています」
オープンな教室は、生徒ひとりひとりを複数の目で見守る仕組みにもなっているのです。
また、教科ごとのエリアでは常に教師がいて生徒が質問もしやすく、教師同士の連携も深まります。

<丸岡南中学校坪川淳一校長>
「自分のクラスは自分だけがという発想はこの学校の職員にないので、あらゆる場面で他の人から指導力に関して、いろんな刺激をうけている」
独自の校風に生徒たちは…

<記者>
「勉強はしやすい?」
<男子生徒・1年>
「はい。しやすいです」
<男子生徒・3年>
「わからないところがあったら、先生たちが教えてくれるし、(教科エリアに)教材もおいてあるので、わかりやすく学べる」

<男子生徒・3年>
「成績とか落としたくないという意欲は増しますね」
<記者>
「見られてると」
<男子生徒・3年>
「はい」

その効果は、学力アップだけにとどまらないといいます。

<坪川校長>
「いじめ、それから不登校が、県の平均、全国平均から比べても少ないと、かなり手ごたえを感じている」
校舎そのものを作り替えた中学校は福井県ではすでに2校あり、来月にはもう1校が新設されます。
教師同士が"競い合う"のではなく、"支え合う"という仕組みは高く評価されています。
さらにハード面の整備に加え、全国初の「教師改革」が学力アップの土台となっていました。

<大学教授>
「アメと鞭では、やっぱり人は動かないと思う」
校舎そのものの大幅な作り替えによって、学力向上を図ろうとしている
福井県。

4年前には全国初となる、ある「教師改革」を取り入れたのです。
その考え方は、教師の自主性を重んじる試みでした。
厳しい指導で知られる高浜町立の小学校教諭、朽木史昌さん(46)。
実は、1年前から週末などを利用して、福井大学の大学院に通っています。

<記者>
「朽木先生も大学で実は生徒しているって知っている?」
<女子児童・5年>
「はい。宿題を1回でも忘れたら、テストを全部ゼロ点にされるとか」
<男子児童・5年>
「先生も宿題の苦しみがわかるんだったら、減らしてほしいと思います」
そばで朽木先生が苦笑い・・

<朽木史昌教諭>
「大学院へ行くこと自体は大変なところもあるんですけど、行くことで刺激を受けて、新たな発見だとか学びが自分のなかでものすごくある」
この週末も、朽木先生は車で3時間かけて福井大学へ向いました。
独自の「教師改革」とは、福井大学が県内の教師を対象に行う教職大学院制度のことです。
教師が学校を休職して大学院へ行くスタイルとは違い、福井方式は希望すれば、大学と自治体から補助金を受けて学校に勤務しながら、週末などを利用して行ける仕組みです。
<福井大学教職大学院松木健一教授>「教師を育てていく、教師が育っていく、という意味でいくと学校が中核になるべきだと思う。高度な職人ですので、高度な職人が職場から離れて育つ訳がない。ひとりで一生懸命、研鑽をすると優秀な先生になれるんじゃないか、なれないんです」
教職大学院では年2回、大学院生や研究者たちが全国から集まり、それぞれの取り組みを報告しあっています。

<新潟の教諭>
「今、目の前にいる子どもに何が起きているのかを読み解く力がなければ、だめである。そのためには、教師は子どもをよくみていなければいけない…」
教師たちは参加者の話に刺激を受け、自らのキャリアを自然と見直すようになるといいます。

<朽木教諭>
「子どもっていうのがいなかったなあ・・・『自分がどうあるべきか』、とか『先輩に負けたくない』、とかそういう発想、考え方の中で、ずっと教師としてやってきたんだなあ、と振り返って今、思います」
この1年で、自分の授業の内容を厳しく評価できるようになり、学ぶ意欲も高まったと実感している朽木先生。
この日のディスカッションでは、終了時間を迎えても話題は尽きませんでした。
朽木先生はほぼ毎日、未明からパソコンに向かっています。
授業内容を研究する大学院の論文の執筆に追われているからです。
大学院に通うようになって、授業の進め方にも少しずつ変化が出てきたといいます。
以前よりも、ひとりひとりの子どもに、目が行き届くようになりました。

<授業をする朽木教諭>「カギ括弧の中をもう一度、読みながら心が変ったなあという所を探してみようか」
この小学校では、朽木先生だけが大学院に通っていますが、その影響は
周囲にも広がっています。
互いに議論を深め、学校全体の運営にもかかわろうとする教師が増えてきたといいます。

<朽木教諭>
「どう学校全体を巻き込んでいくか、そのコーディネーターとしての役割を大学院にいって学んでいる我々は、期待されているのかなと思う」
学校現場で中核となる教師を育て、教師同士のつながりを深めていく。
福井式改革は、自然と学校現場の改革にもつながっています。

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