「秋学期以降の15のシナリオ」を翻訳・掲載しました | お知らせ | 大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部
原文
日本でも大学でのクラスターが各地で広がっています。
感染者は増えていますが、重症化率は下がっているので世間はやはり大都市圏を中心に緩んでいるように見えます。もちろん大きな口では言わないので建前が多くなっているように思います。
一方、地方では都市圏からの移動はたとえ帰省であっても周りの目を気にして許さない雰囲気もあります。日本では夏休み、そしてお盆のシーズンを迎えるわけですが、このどうしようもないやり場のないムードは精神的によくありません。
それぞれが自分自身のストレスチェックをしないと気が付かないうちに精神を病んでしまいます。イライラしたり周りに当たったりということがあったら要注意です。
さて大学キャンパスがクラスターになりやすいのは素人にもわかります。現代において集団という言葉は学校のためにあるような言葉ですから。毎日集積しては拡散する行動、休みの度に地方に分散していくという行動パターンはウイルスにとっては理想的なモデルと言えます。
だからこそ大学はしっかりと感染拡大防止の対策を取るべきですし、いくつかのシナリオを立てて今後を予測していく必要があります。
だから大阪大学によって翻訳されたこの「学期以降の15のシナリオ-ソーシャル・ディスタンス時代における高等教育- エドワード J. マロニー(オハイオ大学州立大学)&ヨシュア キム(ダートマス大学)」はとても参考になると思います。 15ものシナリオが考えられています。
15のモデル(詳しい説明は上記リンクから
)
さて
もう一つ忘れていけないのは大学は研究機関でもあるということです。地域にあって知の集積があるところです。まさに『知の拠点・地の拠点』です。著者の一人ヨシュア・キム先生のダートマス大学は地域に根差した大学として有名です。(CCRC:Continuing Care Retirement Communities)
↓
日本版のCCRC構想が打ち出されてからだいぶ経っていますし、最近は耳にしなくなりました。ここいらで注目されてもいいと思います。医療だけでない生涯学習などの豊かな老後を送るための町つくりです。その中で大学が中核となるという構想です。
原文
日本でも大学でのクラスターが各地で広がっています。
感染者は増えていますが、重症化率は下がっているので世間はやはり大都市圏を中心に緩んでいるように見えます。もちろん大きな口では言わないので建前が多くなっているように思います。
一方、地方では都市圏からの移動はたとえ帰省であっても周りの目を気にして許さない雰囲気もあります。日本では夏休み、そしてお盆のシーズンを迎えるわけですが、このどうしようもないやり場のないムードは精神的によくありません。
それぞれが自分自身のストレスチェックをしないと気が付かないうちに精神を病んでしまいます。イライラしたり周りに当たったりということがあったら要注意です。
さて大学キャンパスがクラスターになりやすいのは素人にもわかります。現代において集団という言葉は学校のためにあるような言葉ですから。毎日集積しては拡散する行動、休みの度に地方に分散していくという行動パターンはウイルスにとっては理想的なモデルと言えます。
だからこそ大学はしっかりと感染拡大防止の対策を取るべきですし、いくつかのシナリオを立てて今後を予測していく必要があります。
だから大阪大学によって翻訳されたこの「学期以降の15のシナリオ-ソーシャル・ディスタンス時代における高等教育- エドワード J. マロニー(オハイオ大学州立大学)&ヨシュア キム(ダートマス大学)」はとても参考になると思います。 15ものシナリオが考えられています。
15のモデル(詳しい説明は上記リンクから
)
1. 通常への回帰モデル(Back to Normal)
2. 授業開始延期モデル(A Late Start)
3. 来年度春学期移行モデル(Moving Fall to Spring)
4. 1年生限定モデル(First-Year Intensive)
5. 大学院生限定モデル(Graduate Students Only)
6. 大規模ギャップイヤーモデル(Structured Gap Year)
7. 絞られたカリキュラムモデル(Targeted Curriculum)
8. 分割カリキュラムモデル(Split Curriculum)
9. ブロック・プラン(A Block Plan)
10. モジュール制(Modularity)
11. キャンパス滞在+バーチャル学習モデル(Students in Residence, Learning Virtually)
12. 低滞在時間モデル(A Low-Residency Model)
13. ハイフレックス・モデル(A HyFlex Model)
14. 修正版チュートリアル・モデル(A Modified Tutorial Model)
15. 完全な遠隔教育モデル(Fully Remote)
さて
もう一つ忘れていけないのは大学は研究機関でもあるということです。地域にあって知の集積があるところです。まさに『知の拠点・地の拠点』です。著者の一人ヨシュア・キム先生のダートマス大学は地域に根差した大学として有名です。(CCRC:Continuing Care Retirement Communities)
↓
日本版のCCRC構想が打ち出されてからだいぶ経っていますし、最近は耳にしなくなりました。ここいらで注目されてもいいと思います。医療だけでない生涯学習などの豊かな老後を送るための町つくりです。その中で大学が中核となるという構想です。